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 「3年前は厳しかった。ちょうど元請け業務を始めたころで、大型の工事ほど発注先への支払いが巨額に及ぶ。一方で、顧客からの入金はかなり先。この年の売り上げは倍増したものの、資金繰りではヒヤヒヤしっぱなしだった」─。東北地方に工場を持つ建設会社の社長は過去を振り返る。同社は東日本大震災で被害を受けた影響で、銀行借入の返済計画を当時リスケジュールしていた。銀行から新たな資金を調達するのが難しく、知人から1億円を借りて窮地を脱した。「あれがなければ、今はなかったかもしれない」(同社長)。

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