この文章の問題点は、大きく3つあります。まず、1つの文章が長いことです。長い文章は構造が複雑になりがちで、意味をつかみにくくなります。その結果、誤解を生むこともあります。
次に、接続詞「が」を2回使用していること。「が」は逆説の意味を持つ場合もありますし、単に文と文とつなげるためにも使われます。「が」が2回出てくるとそれぞれがどちらの意味なのかを読み手が無意識のうちに考える必要があり、負担がかかります。
最後は、「なっているのだが」「できますが」と表現が統一されていないこと。「なっているのだが」に合わせるのなら「できるが」として、文章の末尾も常体(だ・である体)にするのが望ましいでしょう。
この文章を書いた社員に対しては、まず「一文を短くして」と伝えるのが良いでしょう。「が」で接続する代わりに句点を入れ、1つの文章を簡潔にします。例えば、次のような修正例が考えられます。
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