文章に関するお悩みで多いのが、「部下の文章力をどう上げればよいのか」というものです。伝わりにくい文章であることは分かっていても、改善方法をどう指導すればよいか、スキルの定着をどう図っていけばよいか悩んでいるマネジャーは多くいます。
今回は、そうしたマネジャーの悩みを取り上げます。回答するのは、SEをはじめ技術の現場で働く人を対象に文章作成の指導をしている豊田倫子氏です。
部下が書いた報告書を読むたびに、イライラしてストレスを感じます。その日の行動や考えなどがごちゃまぜになった報告書は、読みにくくて仕方ありません。日記のような文章もあります。
私は「結論を先に書くように」と指導しているのですが、その意図がうまく部下に伝わっていないようです。どう指導すればよいでしょうか。
ちなみに、私の部署はお客様への提案営業を担当しています。お客様へのヒアリングや提案内容について、部下は案件ごとに報告書を書いています。