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 それは不快な思いをしたことでしょう。きちんと指示したはずのことができていなかったのに加えて、「指示書に書かれていない」と逆に攻撃を受けたのでは、怒りが収まらないのも理解できます。

 読めない文字がどのコメントにあったのか分からない状態では、データを1つずつ原本と照らし合わせる必要があるはずです。データは300件もあるのですから、かなりの時間がかかります。作業中に印を付けてくれさえいればそこだけチェックすれば済むので、負担は大幅に削減されたでしょう。

 でも、気持ちを落ち着けて考えてみてください。「読めない文字があったときにどうするか」は、実際に指示書に書かれていなかったわけです。「そんなことはわざわざ言わなくても分かるだろう」と思うかもしれませんが、そうでない人もいます。例えば入社間もない若手は仕事の経験が浅いため、気が回らなくても不思議はありません。

 指示書や手順書は、細かすぎるほど細かく書いてよいのです。何も知らない人が実際に作業するシーンを想像しながら、できるだけ抜け漏れなく書くように意識してください。