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 それでは伝わらない場合もあります。そのときは上司に相談して、ビジネスパートナーに同様の文章スキルを身につけてもらう必要があるでしょう。例えば文章に関する研修を企画し、ビジネスパートナーにも委託業務の1つとして参加してもらいます。その分コストはかかりますが、文章修正の手間やコミュニケーションエラーのリスクを考えれば意義があると思われます。

 こうした研修を実施してビジネスパートナーの会社にも知見を展開しておけば、担当者が変わっても、苦労をせずに済むのではないでしょうか。

豊田 倫子
コンピュータハウス ザ・ミクロ東京
豊田 倫子 ヘルプデスクや検証技術者などを経て、約20年前から教育サービスに携わる。新⼊社員研修やリーダー研修、マネジャー研修などの企画コンサルティングや教材開発、研修講師、研修運営などを担当する。⼈材育成研修の受講⽣は延べ7万⼈。特に⼈気の研修が⽂章⼒研修で、これまでに約5000⼈の⽂章を指導してきた。⽇経 xTECH ラーニングの⼈気セミナー「伝わる⽂章の査読・指導スキル養成講座」の講師を務める。