ダメなスライドの特徴とは
では、実際のスライド例を見ていきましょう。まずは、ダメなスライドです(図2)。
①メッセージがない
そもそもメッセージ自体がないスライドは論外です。資料の作成者がもしメッセージを思いつかないなら、そのスライドやそこに書かれた情報は単なる事実であり、主張を持たない情報と言えます。主張を持たない情報からは学びが得られにくく、重要性が低いと解釈されても仕方ありません。
②2つのメッセージが含まれる
「スライド1枚につきメッセージ1つ」は、厳守です。1枚のスライドでメッセージが2つあるようなら、その内容はスライド2枚に分けるべきです。
③スライドごとにメッセージの配置が異なる
メッセージはどのスライドでも同じ場所に配置しましょう。スライドごとにメッセージの場所が異なるのは避けるべきです。資料を読む人にとっては最も重要なメッセージがどれなのか分かりにくくなり、結果としてメッセージの発信力が弱まってしまうためです。
良いスライドのレイアウト2パターン
逆に、良いスライドとはどんなスライドでしょう。大きく2つの特徴を挙げます(図3)。