「動的なメッセージ」は流れを意識したコマ割りを
動的なメッセージとは、自身の主張を展開するメッセージです。常識的な社会人であれば、何らかの事実や根拠を説明した上で主張を述べるでしょう。たいていの場合は「Aという事実(根拠情報)があるから、B(主張)をすべきである」と説明するはずです。この「AだからB」という論理の流れをコマ割りで表現するのです。すると、図3、図4のようになります。
このように、「AだからB」というメッセージの論理展開そのものを、コマ割りで表現するのです。ここまで決まれば、AとBにそれぞれの内容を書けばよいだけになります。
応用編として、「複数の実態(A、A'、A'')を総合的に鑑みるとBを実行すべきだ」「3つの制約事項(A、A'、A'')を踏まえるとBが最適な方法と考えられる」などのメッセージを表現したい場合は、図5のようなコマ割りもよいでしょう。
いずれにしても、論理の流れを伴う動的なメッセージであれば、スライドのレイアウトもそれに応じたものにすべきなのです。こうすることで、すっきりと見やすいスライドになります。