「○○をこのような手順で進める」といった事実を語るメッセージも、静的なスライドに当たります(図8)。「手順は流れを示すものだから、動的なスライドではないか」と思うかもしれませんが、そうではありません。手順は、論理的な展開の流れを含まないからです。1つの情報のかたまりとして、1つの絵で示すのが適切です。
今回は、各スライドのメッセージが決まったら、次のステップとしてスライドのレイアウトをどのように考え出すべきかを説明しました。
スライドを作成する本人が意気込んで内容を考えれば考えるほど、1枚1枚の内容は情報過多になってしまい、見にくくなりがちです。それを避けるために、まずはメッセージを最適に表現するレイアウト(コマ割り)を考えましょう。その上で、それぞれのコマの内容の中身を埋めていくことが重要なのです。
経営再建プロフェッショナル