スライドの見栄えは、プレゼンの印象を左右します。せっかく優れた中身を作ったなら、見栄えも整えたいものです。
本連載に登場している建設会社勤務の市川さんも、同じ思いを持っていました。前回までに準備した手書きの記載内容を基に、PowerPointソフトを使ってスライド作成に挑んでいます。しかしなんだか満足のいく出来栄えになりません。先輩のようにかっこいいスライドにならないのです。
上司からも、「手書きのスライドはよくできていたのに、PowerPointソフトで作るとどうしてこんなに見にくくなってしまうの?」と言われてしまいました。
意外にできていない「3つのコツ」
では、PowerPointソフトで見栄えの良いスライドを作るための3つのコツを見ていきましょう(図1)。いずれも基本的ですが、これが正しく実践できているかどうかでスライドの出来栄えに大きな違いが出ます。
図2~4のスライドを見てみてください。コンサルタントが作成したスライドです。本連載でも紹介した通り「コマ割り」を意識し、大切なメッセージも目立つように配置されています。「落ち着いている」「プロっぽい」といった印象を受けるのではないでしょうか。