全2406文字

 以下、図1の文章をどのような手順で組み立て直すのかを示す。

3層論理構造に対応付ける

 分析結果の構造から文章を作成する際の基本的な考え方を図4に示す。分析した構造(図4では課題解決構造)を論理的な文章の構造である「3層論理構造」に対応付け、この構造を基に文章の流れを組み立てる。

図4●論理構造から文章を作成する流れ
図4●論理構造から文章を作成する流れ
[画像のクリックで拡大表示]

 論理的な文章は、「主張/結論」「根拠」「コンテキスト」の3要素からなる。この構造を、筆者が体系化したロジカルシンキングの進化形「ストラテジックライティング」において3層論理構造と呼んでいる。

 論理の構造は一般的に、根拠によって主張や結論を支えている。しかしそれだけでは、説得力のある文章にはならない。なぜその論理を組み立てているのかという意味や意義を理解するための情報が必要だ。ストラテジックライティングでは、このための情報をコンテキストと呼ぶ。

 課題解決構造を3層論理構造に対応付けると、最初の問題設定がコンテキストに、分析の結果として導かれる対応策が主張/結論となる。問題と対応策を結びつけるのが原因であり、これが3層論理構造における根拠に当たる。