TCPは、データをきちんと送り届ける縁の下の力持ちのような存在です。TCPの役割や、やり取りするデータを相手に届けるメカニズムを学習しましょう。

連載
図解で学ぶTCP
目次
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第1回 TCPの全体像
アプリ間をつなぐパイプライン、不安定なITをカバー
TCPとはどんなプロトコルなのか、その全体像を説明する。ヘッダーを中心とするTCPパケットの中身も押さえておこう。
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第2回 TCPコネクションの仕組み
3回のやり取りで接続、アプリはポート番号で指定
データをやり取りする仮想的な通信の通り道について解説する。TCPの根本を支える、スリーウエイハンドシェークの仕組みについてしっかり理解しよう。
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第3回 パケット消失検知と再送
カウントしながらデータ送信、返事がなければ再送する
ネットワークの中ではパケットが失われたり順番が入れ替わったりすることがある。TCPはそれを検出し、正しいデータを確実に送る仕組みを備えている。
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第4回 フロー制御と再送効率の向上
工夫を凝らして転送効率アップ、オプションも用意
TCPでは、効率良くデータを転送するために様々な工夫が加えられている。その一端をのぞいてみよう。