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 買ったばかりの機器をネットワークにつなぐときや急にパソコンがネットワークにつながらなくなったときなど、IPアドレスを確認したくなる場面はいくつかある。

 ところが、いざWindowsのIPアドレス設定画面やコマンドでIPアドレスを調べると、192.168.1.1や255.255.255.0などずらずら並ぶ数字の列。文字で表示されるのとは違い、数字からすぐに状況がわかるわけではないので、困ってしまう人がいるかもしれない。

 IPアドレスはネットワーク技術の基本中の基本ではあるけれど、初心者にはわかりにくいことも確かである。サブネットマスクの存在も、IPアドレスの理解が難しい理由の1つになっている。

IPアドレスの基本を確認しよう

 それでも、IPアドレスにはネットワークを理解するうえで重要な基本情報が詰まっている。これを機会にIPアドレスの基礎を一から学び、理解しよう。

 本講座では、IPアドレスの基本を確認していく。第1回では、IPアドレスには種類があり、種類ごとに用途が決まっていると知ろう。2進数を10進数に変換する方法と、知っておきたい特別なIPアドレスを紹介する。

 第2回ではIPアドレスの構造を見ていこう。また、32ビットのアドレスをホストに割り当てるときのルールも確認する。ホストにきちんとIPアドレスを割り当てられるようになれば、IPアドレスについて知っておくべき知識の半分は理解できたようなものだ。

 第3回ではブロードキャストとサブネットマスクの意味を押さえよう。サブネットマスクはとっつきにくい印象かもしれないが、ネットワークの領域を示すとても大事な情報である。また、ネットワークを小分けにするサブネット化の計算もぜひマスターしておきたい。サブネットマスクとサブネット化がわかれば、ネットワークを自分で設計してIPアドレスを割り当てられるようになる。

 第4回では、ちょっと視点を変えてIPアドレスがどのような流れで個人や組織に割り当てられているのかを追っていく。IPアドレスは、世界的な管理団体から、プロバイダーを経由して個人や企業に割り当てられている。