「図の中の要素がゴチャゴチャしていて、見にくい」「この図のどこをどう見ていけばいいのだろうか」――。あなたは、他のエンジニアが作った図を見てこんなふうに思ったことはありませんか。あるいは、あなたが作った図について、そんな指摘を受けたことはないでしょうか。分かりにくい図になってしまう大きな原因の一つは、図解のセオリーを踏まえていないこと。本講座ではそんなセオリーのうち、最も基本的な三つを解説します。

連載
エンジニアのための図解術[表現の基礎]
目次
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第8回 確認クイズ
「エンジニアのための図解術[表現の基礎]」理解度チェッククイズです。本文中に書かれている内容から出題します。
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第1回 色の系統を意識する
同系色の濃淡ですっきりと表現
意図が明確に伝わる、分かりやすい図を作るには、色使いに気を配ることが重要です。色を効果的に使うと、主張したいポイントが目立つ、要素の区別が明確になるなど、ぐっと分かりやすい図になります。
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第2回 補色を活用する
正反対の色で強調する
補色とは、色の系統図の中で対極の場所にある色のことです。ある要素を強調したい時に大きな効果を発揮します。
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第3回 ビジュアル化のテクニック
3次元表現やビジュアル要素を上手に使う
3次元表現やビジュアル要素を活用して、伝えたい内容を寄り強調する、説得力のある図を作る方法を考えてみましょう。ちょっとしたアイデアで、大きな効果を生み出せます。
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第4回 形状・大きさをそろえる
徹底してそろえるのがセオリー
ゴチャゴチャして見にくいデータフロー図を題材に、何が問題なのかを考えます。そして、図形の形状や大きさをそろえることの重要性を解説します。
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第5回 位置や色、線をそろえる
すべてをそろえると全体がすっきりする
見やすい図を作るには、図形の位置をそろえることも大切です。色や濃度、線や矢印なども徹底的にそろえましょう。
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第6回 長方形の使い方
基本アイテムは長方形、安易な立体化は避ける
一つの図にたくさんの種類の図形が入っていると、それだけ分かりにくくなります。長方形を使って表現することがセオリーです。
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第7回 強調したい要素を目立たせる
吹き出しや爆発マークはどう使うか
吹き出しは図によく使われますが、尖った部分が指し示すものがはっきりしないと見る側は戸惑います。爆発マークは、ポジティブな意味で使ってもネガティブに受け取られる可能性があります。
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