最近「APIエコノミー」という言葉をよく聞きます。他社が提供するサービス(ソフトウエア)をAPI経由で再利用してビジネスを広げることを指します。今クラウド環境においてAI(人工知能)やIoT(Internet of Things)に関連するAPI提供は当たり前になってきました。APIを利用する側も利用される側もAPIを考慮したシステム作りは、必須といえます。

 では、APIは何のために利用するのでしょうか。「既に作られたサービス(機能・効果)を再利用」するためです。再利用の意義は、時間と労力を省くためで、生産性の向上を目指しています。APIに限らず、以前からあるミドルウエアやフレームワークも、生産性向上の有効な手段といえます。

 こうしたAPI、フレームワーク、ミドルウエアなどソフトウエア部品の利用可否を判断することは、重要な設計行為の一つです。ITエンジニアは、単に機能を実現するだけでなく、効率性や迅速性も考慮しなければならないからです。

 第一に必要なのは、どのようなソフトウエア部品が存在しているのかを知ることです。それには「常に世の中の情報をウォッチする」ことしかありません。筆者は、IT関連メルマガが主要な情報源になっています。複数のメルマガに登録しており、いずれも毎日のように情報収集しています。気になるキーワードをピックアップしておけば、必ずヒットします(図1)。

図1●ソフトウエア部品を使えるようになるまで
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