米アマゾン ウェブ サービスの「Amazon Web Services(AWS)」は、システム基盤を構築するための、IaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)とPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)を中心するクラウドサービスだ。本講座では、AWSの仮想マシンサービスとそのストレージサービスを解説し、さらに「オブジェクトストレージ」というクラウドならではのストレージサービスも取り上げる。

連載
AWS基盤設計の基本[仮想マシンとストレージ]
目次
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第1回 仮想マシン
今回は、AWSの仮想マシンサービスAmazon EC2(Elastic Compute Cloud)について解説します。
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第2回 仮想マシンのストレージ
EC2インスタンスのOSやアプリケーションのデータを格納するストレージのサービスには、インスタンスストアとAmazon EBS(Elastic Block Store)という二つの種類があります。ユーザーが利用するこれらストレージ系の実体を、AWSでは「ボリューム」と呼びます。
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第3回 オブジェクトストレージの基本機能
AWSで最も利用されるストレージといえる「Amazon S3(Simple Storage Service)」と、その派生サービス「Amazon S3 Glacier」を取り上げます。
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第4回 オブジェクトストレージの応用機能
オブジェクトストレージのAmazon S3には、これまでに紹介した基本機能に加えて、利用価値の高い応用的な機能があります。ここでは、イベント通知機能、バージョニング機能、Webサイトホスティング機能、ロギング機能の四つを紹介します。いずれも追加料金無しで利用できます。