全7763文字
PR

 第3回では「Auto Scaling」という機能を利用して、Webサーバー、アプリケーションサーバー(Web・APサーバー)として稼働させるEC2インスタンスを、負荷の変化に応じて自動的に追加・削除するスケーリングの方法を解説しました。

 スケーリングすべきは、Web・APサーバーだけではありません。データを格納するデータストアーについても、容量と性能のスケーリングが必要です。

 これまで取り上げてきたコーポレートサイトのデータストアーは、会社案内などのテキストや画像を配置するS3バケット、ユーザーデータなどを保存するリレーショナルデータベース(RDB)のRDSインスタンスです。

 このうちS3バケットは容量が実質的に無制限であるのに加え、I/Oの帯域制限のような性能の制約も存在しません。ユーザーはS3バケットの容量と性能のスケーリングを考える必要がないので、ここでは扱いません。

 一方、RDSインスタンスのスケーリングは、基本的にユーザーが行う必要があります。容量と性能に分けて、スケーリングの方法を示します。

 なお以降でRDSと表現したとき、もう一つのリレーショナルデータベースのサービスAmazon Auroraは含みません。