VPC、EC2、RDSといったAWSのサービスを組み合わせて構築されたシステムでは、これらのリソースは、AWSマネジメントコンソールを利用して手動で配置したり設定したりできます。

 しかし手動による基盤構築は、効率が悪いうえに間違いが起こりやすいという問題があります。

 開発環境、テスト環境、本番環境などの環境を用意することを考えてください。特にテスト環境は、結合テスト、総合テスト、ユーザー受け入れテストなどのテストごとに必要です。

 これらの環境について、整合を保ちながら正確に構築するのは容易ではありません。たとえ基盤設計ドキュメントを作成して常に最新の仕様を反映していても環境構築の作業ではタイプミスなどの間違いが起こります。

 テスト工程になって、リソースの設定ミスが原因の不良が見つかり、プロジェクトのスケジュールが遅れてしまった。そんな経験は誰しもあるでしょう。それはまだ不幸中の幸いです。本番環境の設定ミスは致命傷になります。

 この問題の解決策は、環境構築のコードを作成して作業を自動化することです。このコードは基盤設計ドキュメントという側面も持ちます。つまり、基盤設計ドキュメントとしてコードを作り、その内容の通りの環境を構築するというわけです。そうすれば、同一の環境を繰り返し正確に構築できます。さらに、複数の環境の整合を取りやすくなります。

この先は有料会員の登録が必要です。「日経SYSTEMS」定期購読者もログインしてお読みいただけます。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経クロステック ラーニング/日経クロステックには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら