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 「現場までLANの有線ケーブルが届かない」といった理由で無線LANの導入を検討しなければならないことがあります。そんなとき、無線LANの提供予定エリアから有線LANの接続ポイントまで100m以上離れていたり、アクセスポイント(AP)を接続するPoE対応スイッチにポートの空きがなかったりするケースもあります。その解決策になるのが、「ワイヤレスメッシュ」(メッシュ)という機能です。

 通常の無線LANでは、それぞれのAPとスイッチをLANケーブルで接続します(図1)。これに対し、メッシュでは無線LANを利用してAP同士がデータをやり取りします。これにより、複数のAPを経由(ホップ)して通信を行うことが可能になります。

図1●ワイヤレスメッシュを利用して無線LANエリアを拡張
図1●ワイヤレスメッシュを利用して無線LANエリアを拡張
ワイヤレスメッシュという機能を利用すると、有線LANを使わなくてもAPを置くだけでエリアを拡張できるようになる。ただし、PoEによる給電はできないため、個々のAPに電源を供給する必要がある。(イラスト:なかがわ みさこ)
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 メッシュを利用する際には、親機のAPだけをスイッチとLANケーブルで接続します。それにつながる子機は無線LANを利用して接続します。メッシュ対応APを設置するだけで無線LAN提供エリアを拡張できるのです。

 ただし、PoEによる給電ができないため、個々のAPへの電源供給が必要です。無線LANを構築して運用を始めた後に、電波が弱い場所やエリアを拡大したい場所が出てきたときにも、メッシュを利用すれば簡単にAPを追加できます。