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 現場にレディーミクスコンクリート(生コン)が届いたら、現場の担当者は、所要の品質を確保しているかどうか、そして施工に適しているかどうかを速やかに判断しなければならない。そのためには、普段からコンクリートを見る目を養っておくことが必要だ。

表面水率の違いで変わるスランプ

 JIS A 5308(レディーミクスコンクリート)では、コンクリートにおける材料の計量誤差の許容範囲を下の表のように定めている。練り混ぜの1バッチごと、または生コン車1台ごとで、フレッシュ時の品質が多少異なることを想定しておきたい。また、材料の品質変動、計量誤差、運搬の影響などを考慮して、スランプの許容範囲(荷卸し地点でのスランプの許容差はスランプ8cm以上18cm以下のコンクリートの場合で±2.5cm、など)が設定されていることを頭に入れておこう。

図1・材料の計量誤差の許容範囲
図1・材料の計量誤差の許容範囲
JIS A 5308が示す計量誤差の許容範囲。「*」について、高炉スラグ微粉末の計量誤差は1回の計量分量に対して±1%としている
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 コンクリートに使う細骨材と粗骨材には、内部に多少の空げきがある。空げきの含水状態によって、下の図に示すように4つの状態に分類できる。

図2・骨材の含水状態
図2・骨材の含水状態
コンクリートに使う細骨材と粗骨材には、内部に多少の空げきがある。空げきの含水状態によって、4つの状態に分類できる
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