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 前回、サービス要求定義の工程で、商品やサービスのシステム機能、運営業務の内容などを明らかにしました。これを受けて、どうユーザーを獲得していくのか、どの程度の収益が見込めるのかを整理するのが事業戦略・計画作成作業です(図1)。

図1●構想フェーズの3つ目の作業「事業戦略・計画作成」
図1●構想フェーズの3つ目の作業「事業戦略・計画作成」
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 事業戦略・計画作成作業の目的は、サービスの収益性を検証することです。サービスが絵に描いた餅にならないように、競合や代替サービスと比較して何が優れているのか、中長期的にどう競争優位性を保っていくのかなどの戦略や、収益計画を検討していきます。

 もちろん、やってみないと分からないというのは間違いありません。しかしよくよく調べたら、同じようなサービスが既に出回っている、代替手段があってこのままサービスを開始しても誰も使ってくれない、ということは避けたいものです。ユーザーを獲得できたとしても、明らかに赤字になるサービスにはしたくありません。

 この作業で収益性を見込めない場合、サービス内容自体も見直す可能性があります。必要であれば見直しをしつつ、ある程度の収益を見込める計画を立てることが、この作業のゴールになります。