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 パブリッククラウドの活用が広がる中で、クラウド関連資格の注目度が高まっている。本講座では、米マイクロソフト(Microsoft)が運営するパブリッククラウドサービス「Microsoft Azure」の認定資格のうち、初級レベルに当たる「AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals」合格を目的に、Azureの基本を解説する。

 クラウドの知識を身につけたいエンジニアはもちろん、自社へのクラウド導入を検討するIT部門やクラウドを使ったサービスやシステムを企画する人、ITベンダーの営業担当者など幅広い人を対象とする。パブリッククラウドやAzureの初心者にも理解しやすいよう、基礎から説明する。

 AZ-900は初級資格とは言え、出題範囲は幅広い。そこで今回から合計4講座にわたって、クラウドの基礎やAzureの特徴、セキュリティなどのテーマを取り上げていく。

 初回となる本講座では、試験の概要やクラウドの基本を解説する。まず第1回で、AZ-900の概要を押さえておこう。

最も初歩的な認定資格

 AZ-900は、2019年5月14日に日本語の試験が開始された。Azureの認定資格試験の中で最も初歩的な試験で、米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)の「AWS(Amazon Web Services)」の試験で言えば「クラウドプラクティショナー」に相当する。合格すると「Microsoft Certified Azure Fundamentals」に認定される(図1)。試験料は99米ドル(2019年11月時点)。日本円では1万2500円である(同)。

図1●Azureの初級資格「AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals」
図1●Azureの初級資格「AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals」
(出所:マイクロソフトのWebサイト)
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