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 米マイクロソフト(Microsoft)が運営するクラウドサービス「Microsoft Azure」の初級認定資格「AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals」合格を目的に、Azureの基本を解説する。「クラウドの基礎」「主要サービス」「セキュリティー」の3講座に続き、本講座ではAzureの課金体系、コストの計画と管理方法、各種サポートについて学習しよう。

 今回は、Azureの課金について解説する。エンジニアだけでなく、財務や経理を担当する非エンジニアも理解しておきたい知識である。

Azureの課金体系

 Azureの課金は「Azureサブスクリプション」ごとに行われる。AzureサブスクリプションはAzureの契約の単位を示す。Azureサブスクリプションを使えば、各単位ごとにコストを管理したり、請求書を分けたりできる。

 Azureサブスクリプションの分け方には、大きく2つの考え方がある。1つは、Azureアカウントを管理している組織に基づいて分ける方法だ。支社単位、部門単位などである。収支を管理している組織の単位で、Azureサブスクリプションを分ける。

 もう1つは、コンピューティングリソースへのアクセス制御に基づいて分ける考え方である。仮想マシンやストレージなどを開発環境や本番環境ごとに分け、それぞれに対応するAzureサブスクリプションを設けてコストを管理する。

Azure サブスクリプションの管理グループ

 Azureには、さまざまなニーズや要件に合わせた無料または有料のサブスクリプションの種類がある。用途に応じて、複数のAzureサブスクリプションを保持することもできる。複数のAzureサブスクリプションを利用する場合は、管理グループ機能を使うと便利である。

 管理グループを使用すると、複数のサブスクリプションをグループ化して管理できる。例えば人事部門、IT部門、営業部門などの組織を階層化し、さらに各部門が保有している複数のサブスクリプションを管理できる(図1)。

図1●Azure サブスクリプションの管理グループ
図1●Azure サブスクリプションの管理グループ
(マイクロソフトの資料を基に筆者作成)
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