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 開発スピード向上のためには、プロセスごとに期間を短縮することも重要です。最も効果的なのは、各工程で作成する成果物(ドキュメントなど)を最低限にすることです。成果物のレビューも、参加者ごとのレビューの観点を明確にし、意味のあるもののみ実施するべきでしょう。

 設計工程を中心に、新サービス系DXプロジェクトで最低限作るべき成果物とは何か、そしてこれらの成果物を発注者側がどのような視点でレビューすればよいのか説明します。

新サービス系DXプロジェクトの設計成果物

 ウオーターフォール開発では、要件定義/設計工程までにどれだけ精緻に仕様を詰めたかが、システムの品質を大きく左右します。スピード重視の新サービス系DXプロジェクトとはいえ、最低限の設計書の作成は必要です。

 設計書は、大きく2種類に分類できます。

  1. インターフェース(IF)定義書:各機能のデータ入出力に関わる情報を記載
  2. 処理定義書:各機能を実現する具体的な処理ロジックを記載

 スピード重視の新サービス系DXプロジェクトでも、①のIF定義書は必ず作成します。一方で②の処理定義書はある程度簡素化し、プログラミングを担当するエンジニアに任せることも可能です。

 もう少し具体的に説明しましょう。①IF定義書、②処理定義書に含まれるドキュメントには、以下のようになります。