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 ここまでDXプロジェクトの進め方について、各フェーズごとの作業プロセスや成果物について説明してきました。ここからは、DXプロジェクトを進めるときの発注プロセスについて解説します。

 DXプロジェクトが始まる前のJQベーカリー内での会話を見てみましょう。

和田:いよいよこれからDXを推進するわけだけど、平川さんはAIは詳しい?

平川:いえ、、聞きかじった程度ですね。

和田:企画もさることながら、戦略も投資・回収計画も作らないといけないね。

平川:経営企画部も、さすがにサービスの戦略とか計画を立てたことはないですしね。

和田:うちの会社だけじゃ進められないね、これは。

 プロジェクトの内容にもよりますが、DXプロジェクトでは一般的に多様な人材が必要になります。AI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)、ビッグデータなどのデジタル技術に詳しい人材、Webサービスの場合はUX/UIに強い人材、製品の場合はプロダクトデザインに強い人材などです。

 和田さんや平川さんが課題と感じている通り、自社だけですべての人材まかなえることはまれでしょう。そのため、協力会社を集めてDXプロジェクトを遂行することが求められます。

 このとき、協力会社にどのように依頼をして、発注先の選定を進めていくべきでしょうか。DXプロジェクトの特徴を踏まえて説明していきます。