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 設計者にとって設計書の理解は必須です。設計書とは「設計のインプット情報」です。従って、設計者が設計の内容を迷わないように大きな方針を決めることが、設計書の目的となります。設計書を作成し終えたら、次に実施するのは[1]機能系統図と[2]制約条件となります。

[1]機能系統図

 機能系統図は、あくまでも大枠の機能を導き出すことが目的です。設計書の作成後、各設計者の手元に設計書が届き、詳細内容を検討していきます。その詳細内容を検討していく際に、機能系統図の詳細の検討が必要になるのです。

 具体的な事例を示しましょう。

図1●インテークマニホールドの機能系統図の一部
図1●インテークマニホールドの機能系統図の一部
(出所:A&Mコンサルト)
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 図1は、自動車に組み込む「インテークマニホールド」という部品の機能系統図です。ここから、詳細内容を検討します。例えば、「必要な空気量のみを吸気する」の機能を実現するためにどのような部品を選定すべきでしょうか。吸気量を計測するためにはさまざまな手段が存在します。その手段を検討していきます。