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サンプル アプリケーションへアクセス

 Cloud Shellのウェブプレビュー機能を使って、実際にコンテナとして動作しているサンプルアプリケーションにアクセスします(図8)。

図8●ウェブプレビュー機能を使ってサンプルアプリケーションにアクセス
図8●ウェブプレビュー機能を使ってサンプルアプリケーションにアクセス
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 以下の通り「Hello World!」と表示されれば成功です(図9)。

図9●「Hello World!」と表示された
図9●「Hello World!」と表示された
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まとめ

 今回は、コンテナ技術の概要や歴史について説明しました。またGCPのCloud Shellを使って、Dockerfileとソースコードからコンテナのイメージをビルドして実行するまでを体験しました。

 コンテナ自体は新しい技術ではなく、いくつかのLinuxカーネルの機能を組み合わせて実現しています。Dockerの登場によって、従来よりも簡単に開発者がコンテナを使えるようになりました。その結果コンテナは普及し、その普及とともにDockerはコンポーネントごとに分離され、一部はOSSとして標準化されました。

 今回体験していただいた通り、Dockerだけでもコンテナの利用は可能です。しかし複数のコンテナを同時に実行したり、本番環境での利用を考えるとコンテナオーケストレーションシステムの導入を検討する必要があります。次回は、コンテナオーケストレーションシステムの概要と、代表格であるKubernetesについて説明します。

篠原 一徳
グーグル・クラウド・ジャパン Application Modernization Specialist
通信会社にて、エンタープライズ向けのシステムインテグレーション、クラウドサービスの開発やOSSへのコントリビューションに従事。Google Cloud では、主にエンタープライズ向けにAnthosをはじめとしたコンテナやKubernetes関連サービスの提案、アーキテクチャー設計やPoCなどの技術的なサポートを行っている。