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 Windows as a Service。米マイクロソフトが2015年から提供しているOS「Windows 10」のアップデート方針を指す。大規模なアップデートを年2回という短い周期で繰り返す。Windows 10を導入する企業は更新の時期に合わせて、アップデートファイルの配信や既存アプリの動作検証などの計画を立てる必要がある。

 10よりも前のWindowsにはサポート期限があり、利用者への影響が大きかった。サポートが終了すると不具合への対応やセキュリティー更新プログラムの提供がなくなり、企業が利用し続けるのは困難になるからだ。例えばWindows XPのサポートは2014年4月に終了。Windows 7は2020年1月にサポートが切れる。

 Windows 10からマイクロソフトは方針を転換。「Windows 10が最後のWindows」と位置付け、名称変更を伴うメジャーバージョンアップをしないようにした。その代わりに、WaaSによって短い周期で大規模アップデートを継続的に実施する。10にサポート終了はなく、原則としてPCが壊れるまで使える。

 WaaSに基づいたWindows 10の大規模アップデートは原則4月と10月に提供される。