情報システム関連の話題で見かける単位について解説します。

情報システム単位一覧
目次
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第1回 bit
コンピューターで扱う情報量の最小単位。binary digitの略で、ビットと読む。
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第2回 bps
通信の際のデータ伝送速度の単位。1秒間に送信できるビット数を表す。
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第3回 byte
コンピューターのメモリーや記憶装置の大きさを表す単位。バイトと読み、Bと表記する。1バイトは8ビット。
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第4回 dpi
プリンターの印刷の細かさを表す指標。dots per inch(ドット/インチ)の略。
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第5回 FLOPS
1秒間に実行可能な浮動小数点演算の回数を表す。FLoating point Operations Per Second(浮動小数点演算/秒)の略。
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第6回 MHz
Hzは振動している物体の1秒間あたりの振動数(周波数)の単位。1秒間に1回振動する場合を1Hzとする。
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第7回 MIPS
コンピューターの処理性能を表す指標。1秒あたりの命令実行回数を100万回の単位で表現する。
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第8回 MOPS
DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)やマイクロプロセッサーの処理性能を表す指標。1秒あたりの命令実行回数を100万回の単位で表現する。
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第9回 QppD、QthD
データウエアハウスなど大規模データベースの検索性能を表す指標。米トランザクション処理協議会(TPC)が1995年に定めたベンチマークテストTPC-Dを使って測定する。
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第10回 QphD
大規模データベース検索のベンチマークテストであるTPC-Dの測定結果とシステム価格を基に算出した単位性能あたりの価格。
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第11回 SPECint2000、SPECfp2000
SPECint2000、SPECfp2000の解説はSPECint2006、SPECfp2006を参照してください。
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第12回 SPECint2006、SPECfp2006
プロセッサーの数値演算性能を示す指標。米国の非営利団体スタンダード・パフォーマンス・エバリュエーション社(SPEC)が定めたベンチマークテストSPEC CPU2006の測定結果を表す単位として使う。
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第13回 TOPS
国際合意および我が国の輸出管理において使われるコンピューターの性能尺度である「複合理論性能(CTP:Composite Theoretical Performance)」の単位。
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第14回 tpm
トランザクション処理性能を示す指標。米トランザクション処理協議会(TPC)が1992年に定めたベンチマークテストTPC-Cを使って測定する。tpmはtransaction per minute(トランザクション/分)の略。
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第15回 tps
tpsの解説はtpmを参照してください。