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辞書

 辞書型の配列は、キーを基に値を参照するのが特徴です。辞書で、見出し語を基に意味を調べるようなイメージです。他のプログラミング言語では「連想配列」とも呼ばれます。

 {"key(キー)":"value(値)", }という形式で記述します。最後のカンマは省略可能です。

 以下のコードは、辞書型の変数dict_Aを宣言し、printで型を出力しています。実行結果は「class<'dict'>」となります。

dict_A = {1: 'one', 2: 'two', 3: 'three'}
print(type(dict_A)) 

 リスト型やタプル型の場合、要素をインデックス(順番)で指定して参照します。このため、順番は重要です。例えばリストを「num_list = [1, 2, 3]」と宣言すると、配列の中には「1」「2」「3」の順にデータが格納されます。

 一方で辞書型の場合、要素の順番は一定ではありません。

辞書(dict)の要素の参照

 辞書型の変数から要素を取得するときには、辞書名["キー"]という形式で記述します。リスト型やタプル型の場合は要素をインデックス(順番)で指定するため、データの格納順は重要な意味を持ちます。しかし辞書型では、格納順を意識することはありません。

 具体例を見てみましょう。

# dic変数に辞書を代入
dic ={"Japan": "Tokyo", "Korea": "Soul"}
# キー「Japan」に対応する値を出力
print(dic["Japan"])

 この結果、「"Tokyo"」が出力されます。

辞書の要素の上書き・追加・削除

 辞書の値を別の値で上書きしたいときは、「(辞書名)["(上書きしたい要素のキー)"]=(新しい値)」と記述します。

# dic変数に辞書を代入
dic ={"Japan":"Tokyo","Korea":"Soul"}
# 上書き
dic["Japan"] = "Osaka"
print(dic)

 出力結果は「{"Japan": "Osaka", "Korea": "Soul"}」となります。

 また辞書に新しい要素を追加したい場合は、「(辞書名)["追加したいキー"=(追加したい値)」と記述します。

# dic変数に辞書を代入
dic ={"Japan":"Osaka","Korea":"Soul"}
# 要素を追加
dic["China"] = "Beijin"
print(dic)

 キーが「China」、値が「Beijin」というデータが追加されるため、出力は「{"Japan": "Osaka", "Korea": "Soul", "China": "Beijin"}」となります。

 値を削除する際は、「del(辞書名)["(削除したいキー)"] と記述します。

# dic変数に辞書を代入
dic = {"Japan": "Tokyo", "Korea": "Soul", "China": "Beijin"}
# 指定した要素を削除
del dic["China"]
print(dic)

 今度はキー「China」に該当するデータを削除しました。このため、{"Japan": "Tokyo", "Korea": "Soul"}と出力されます。