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 本講座も第3回を迎えました。今回のテーマは制御構文です。Python流の条件分岐やループ処理の記述法を学んでいきましょう。

比較演算子

 比較演算子は、2つの値を比べるためのものです。比較演算子の記述方法と意味を以下にまとめます。

演算子内容
a == baとbが等しければTrue
a != baとbが等しくなければTrue
a > baがbより大きければTrue
a >= baがbより大きいまたは等しければTrue
a < baがbより小さければTrue
a <= baがbより小さいまたは等しければTrue
a in baがbに含まれていればTrue
a not in baがbに含まれていなければTrue

 「=」は比較演算子としては使用しません。プログラミングの世界では、「=」は代入を意味するためです。

 比較演算の結果は、「True(真)」「False(偽)」で表されます。これはbool型というデータ型で、TrueとFalseの2つの値のみを持ちます(TrueとFalseの冒頭は大文字です)。

 比較演算子を用いた式が成立するときにTrueとなり、成立しないときにはFalseとなるのです。

# 比較演算子 「==」が成立する場合
print (1 + 2 == 3)
# 比較演算子 「==」が成立しない場合
print (1 + 1 == 3)
# 比較演算子 「>」が成立する場合
print (20 > 3)
# 比較演算子 「>」が成立しない場合
print (1 > 3)
# 比較演算子「!=」が成立する場合
print (4 + 9 != 15)
# 比較演算子「!=」が成立しない場合
print (4 + 9 != 13)

 bool型は第2回で紹介しませんでしたが、Pythonのプログラミングではよく使いますので覚えておきましょう。

 bool型は他の型に変換できます。int型に変換する場合、Trueは1に、Falseは0に変換されます。

# bool型:Trueをint型に変換
print (int(True))
# bool型:Falseをint型に変換
print (int(False))

 これを実行すると、「1」と「0」が出力されます。

 比較演算子を使えば、配列と配列を比較することも可能です。この場合、配列の長さを比べます。

colors_A = ["red", "green", "blue", "yellow"]
colors_B = ["red", "green", "blue"]
# colors_Aとcolors_Bの長さを比較(colors_Aの方が長いためTrue)
print (colors_A > colors_B )
# colors_Aとcolors_Bの長さを比較(colors_Bの方が短いためFalse)
print (colors_A <= colors_B)

 ある要素が配列の中に含まれるかどうかを調べるには、「in」を使用します。

colors_list = ["red", "green", "blue", "yellow"]
color_A = "red"
color_B = "black"
# colors_listの中に、color_A ="red"は含まれるか(含まれるのでTrue)
print (color_A in colors_list)
# colors_listの中に、color_B = "black"は含まれるか(含まれないのでFalse)
print (color_B in colors_list)