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 ここ3回に渡って品質管理の知識を学ぶコツを伝えてきました。今回は検定試験について話します。

 多くの企業が社内教育に力を入れています。忙しい仕事をこなしながらの学習には頭が下がる思いです。この社内教育では、目標の1つとして検定の合格を掲げるケースがあると思います。国家資格である技能検定などはその代表格。品質管理の知識を対象とした検定には「QC検定」があります。ものづくり現場に生かすには、このQC検定の3級を取得することがとても良い目標だと思います。QC検定の3級は、基礎を押さえながら、実践に生かせる手法をまんべんなく網羅しているからです。

 こう言うと、「3級に合格したら、次は2級を目指そう!」となりがちです。しかし、やみくもに2級を目標にすることは勧めません。それは2級の試験範囲は、確率分布や実験計画法、相関分析、回帰分析などがメインになっているからです。

 これらを習得するには統計学の高度な知識を持っていなければなりません。理系出身者でも相当に難解なレベルです。気をつけてほしいのですが、統計学が難しいから習得しなくてもよい、と言っているのではありません。そうではなくて、ここで言いたいのは、「これらの統計学を生かせる改善テーマが実際にあるかどうかを確認しておくことが大切だ」ということです。