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 ハイブリッド・システムの分類の仕方には、2つある。1つは実現できる機能の違いによって分類する方法で、もう1つは駆動機構の方式で分ける方法だ。

 まず、機能別に分けると図1のようになる。アイドリング・ストップ機能だけのものをマイクロハイブリッド車(HEV)、もしくはISS(idling stop system;アイドリングストップシステム)と呼ぶ。この機能に加速アシストやエネルギー回生、エンジンの高効率運転機能などが加わるとマイルドHEV、さらにEV走行機能が加わるとストロングHEVと呼ぶ。ストロングHEVに向かうにつれて、二酸化炭素(CO2)排出量も排ガスも減少する。EVになれば、車両からの排出は共にゼロとなる。プラグインHEV(PHEV)やレンジ・エクステンダーEV(発電用エンジンを稼働させて航続距離を延ばすEV)はストロングHEVとEVの間に位置付けられる。

図1 HEVとEVのCO<sub>2</sub>排出量削減効果
図1 HEVとEVのCO2排出量削減効果
ハイブリッド・システムを機能別に分類した。(作成:筆者)
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 一方、駆動方式で分類した場合、主にシリーズHEV、パラレルHEV、シリーズパラレルHEVの3つの方式に分けられる。その構成や特徴について、順次説明する。