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 権限委譲とは、与えられた目標を達成するために、上司が自分の業務上の権限の一部を部下に与え、部下本人の裁量で仕事をさせることです。権限を委譲された部下は業務の執行責任を持ち、上司には結果責任があります。

 「仕事の成果を上司にほめられた」、「大きな仕事を任されてやり切った」など──。あなたが若手だった頃、自分の成長を実感できたのはこうした時ではなかったでしょうか。

 上司は仕事をただ切り分けて部下に割り振るだけではなく、自分が成長する上で最も役に立った経験を部下にもさせます。これが権限委譲の本質です。