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 三井住友銀行は2021年7月29日、アイルランドMarco Polo Network Operations(旧TradeIX)が運営するブロックチェーンを活用した貿易取引プラットフォーム「Marco Polo」上で、国内における貿易金融取引の取り扱いを開始したと発表した。Marco Polo Networkと契約を結んでいる顧客企業とともに取引を実施する。今回の実取引を足がかりとし、効率的な貿易金融へのアクセス整備や顧客企業へのDX(デジタル変革)支援などを進めていく。

 今回開始したクロスボーダー貿易売掛債権流動化取引は、貿易における売掛債権を資金化する取引を国境を越えて行うもの。貿易金融取引は資金調達手段として増加傾向にあるものの、貿易業務では従来、複数の当事者と紙の書類でやり取りしており、煩雑な手続きが企業にとって制約となっていた。ブロックチェーンを活用した貿易取引プラットフォームによって事務作業を効率化することで、煩雑な手続きによる制約を取り払い、貿易金融のさらなる拡大を目指す。

 三井住友銀行は2019年1月からMarco Poloを利用した実証実験に取り組み、実取引に向けた準備を進めてきた。2021年4月には、Marco Polo Networkに対して出資している。