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 ソフトウエア企業のダイナトレックは2022年9月26日、仮想データ統合ツール「DYNATREK」の新バージョンを提供開始した。SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)などに蓄積した外部データを含めて、分析できるようにしたのが特徴だ。金融機関をはじめとした企業のデータ活用を支援し、DX(デジタル変革)ニーズの取り込みを狙う。

 DYNATREKは、企業内部で分断されている情報システムごとのデータを仮想的に統合し、システム横断での分析をサポートするサービス。勘定系システムのほか、さまざまなサブシステムが存在する金融機関などが導入しており、銀行としては横浜銀行や常陽銀行など約30行が利用中だという。

 今回、SaaSに代表される外部サービスが備えるAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)と連携し、データを取得できる機能を実装した。内閣官房と経済産業省が提供する「RESAS(地域経済分析システム)」、東京証券取引所の「約定値段情報API」、国土交通省の「不動産取引価格情報取得API」のほか、Sansanが手掛ける営業DXサービス「Sansan」に対応する。API連携先は随時、拡充する方針だ。

 金融機関では、AI(人工知能)をはじめとしたデータ活用の機運が高まっている。ダイナトレックは社内外に散在したデータを統合して利用できるようにすることで、企業の利便性を高め、導入先の増加を目指す。