全575文字

 みんなの銀行は2022年9月29日、金融サービス向けAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)のセキュリティー標準仕様「FAPI」に準拠したAPI連携システムを開発したと発表した。米Open ID Foundationの「FAPI 1.0 Advanced」の認定を取得した。同行はBaaS(Banking as a Service)事業の本格化に向け、2022年内に参照系APIの外部連携から開始する

 API連携システムは、ふくおかフィナンシャルグループのシステム子会社であるゼロバンク・デザインファクトリーが開発。2022年内に参照系APIとして、残高照会と入出金明細照会の2種を外部に提供する予定。みんなの銀行は今後、更新系APIや各種サービスの機能単位でのAPIの提供を進め、BaaS事業を本格化していく狙いだ。

 みんなの銀行は、非金融事業者が自社サービスに金融機能を取り込んで新たな顧客体験を提供するには安全性の高いAPIの提供が不可欠としている。全国銀行協会が事務局を務める「オープンAPIのあり方に関する検討会」の報告書では、金融機関によるAPIの外部提供に際して「OAuth 2.0に加え、FAPIへの準拠が望ましい」としている。国内の銀行で初となるFAPI準拠のAPI提供によって、高い安全性を実現する考えだ。