金融業界がこれまで活用してこなかった非定型・非金融のオルタナティブデータが注目を集めている。対象となるのは、人流データやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、衛星データなどさまざまだ。伝統的なデータ分析を補完したり、より高度な知見を導出したりすることにつなげたい期待がある。

 レギュレーションや人材不足に加え、データ購入を巡るROI(費用対効果)を見通しづらいといった課題もあるものの、分析対象となるデータが競争力を左右するようになるなか、オルタナティブデータをいかに使いこなすか。重要性は高まる一方だ。

 金融DXに関する重要トピックを10分×6レッスンで学べる教育動画サービス「FinTech Camp」では、オルタナティブデータ推進協議会代表理事の東海林正賢氏を講師に招き、オルタナティブデータ活用の最新状況について解説してもらった。