銀行におけるリテール戦略において、バンキングアプリを重視する姿勢が強くなってきた。経営環境が厳しさを増していることや顧客の行動変容が背景にある。地方銀行を中心に、バンキングアプリを刷新・高度化し、顧客との関係強化を目指す動きが活発になっている。

 バンキングアプリが果たす役割は、顧客接点を確保することだけではない。アプリ開発といったDX(デジタル変革)施策を通じて育成した人材などを生かすことで、地域社会の活性化に寄与することも期待される。

 金融DXに関する重要トピックを10分×6レッスンで学べる教育動画サービス「FinTech Camp」では、アクセンチュア マネジング・ディレクターの粟倉万統氏を講師に招き、バンキングアプリの在るべき姿を解説してもらった。