新型コロナウイルス感染症という未知なる脅威は、非対面社会への適応を我々に迫りました。オンライン会議は珍しいものではなくなり、フードデリバリーや動画配信サービスが当たり前のものとして定着しつつあります。相手の会社を訪問して会議をしたり、飲食店に出向いて食事をしたりするのではなく、あらゆる行為がスマートフォンを通して自宅や自席で完結する時代の到来です。

 金融の世界も、こうした社会変容から距離を置くことはできません。いかに最適な手段で金融サービスを届けるかについて、これまで以上に真剣に対峙しなければ、顧客からの信頼を維持し続けることは難しいでしょう。その過程では、異業種の存在にも目を向ける必要があります。異業種の大手プレーヤーによる金融越境はキャッシュレス決済分野だけにとどまらず、預金や融資、証券、保険とあらゆる金融分野に対象を広げながら、消費者の生活導線に入り込もうとしています。協業するにせよ競争するにせよ、金融業界にとって無視しがたい存在であることは明らかです。

 金融商品・サービスのデジタル化は、これまでも取り組まれてきたテーマ。しかし2021年は、今までを凌駕するスピードと実行力が求められます。そのためには、組織や業務プロセスにまで踏み込んだ「金融DX(デジタル変革)」の遂行が欠かせません。

 「金融DX戦略レポート」は、金融機関におけるDXの導入実態や投資動向についての独自調査のほか、デジタル金融の市場規模予測、主要70社のDX戦略など、本気でDXに挑み、成果を上げるための要点を網羅しています。

金融DX戦略レポート
金融DX戦略レポート
[画像のクリックで拡大表示]