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 なにせ、注文住宅は間取りや内外装など新居の全てを予算と相談しながら、自分で自由に決められる。世界に1つしかない、自分や家族だけの家を作れる。

 しかし、一度も家を作った経験がないうえに買い直しはできないので、誰もが「失敗したくない」と心配になる。家作りの経験がない素人の顧客にとって、「失敗しない選択をすること」は予算と並び、住宅を買う際の最大の問題なのだ。

 建てた後に欠点が目立つと住みにくくなるうえ、それこそ近所の人からも「あの家は失敗したな」と思われてしまう。そうした周囲の目を気にする人が、実はかなり多いのだという。

 こうした不安を解消し、人生最大の買い物に向けて背中を押せるか。再現性に優れたVRは、住宅業界にとって必須のITになっていく可能性がある。

設計図にVR画像を読み込むためのQRコードを印字

 その意味で、積水ハウスのVRにはほかにも利点がある。紙製のVRメガネは自宅に持って帰れることだ。間取りを記した図面の右下には、VR画像を読み込むためのQRコードを印字した。このコードをスマホで読み取り、VRscopeにスマホを差し込めば、どこでもVR体験ができる。展示場や打ち合わせ場所に来られなかった家族や親戚、友人などにも見てもらえるので、家族会議を開きやすくなる。自宅で時間をかけて、じっくりと見返すことも可能だ。気になる点が見つかれば、次の打ち合わせで的確に要望を伝えられる。

住宅設計図の右下にQRコードを追加した。QRコードをスマホで読み取れば、360度画像を見られるので平面の設計図よりも新居のイメージをつかみやすい
住宅設計図の右下にQRコードを追加した。QRコードをスマホで読み取れば、360度画像を見られるので平面の設計図よりも新居のイメージをつかみやすい
(出所:積水ハウス)
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 VRの導入効果はまだ判断できない。ただ、このお正月イベントの来場者数は前年比でプラスだった。多少なりとも、VR体験が呼び水になった可能性はある。積水ハウスのVRの評判次第では今後、住宅業界にVRが一気に普及し、持ち帰りができる簡易型のVRメガネの普及台数も爆発的に増えるかもしれない。