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 トヨタ自動車が「Toyota New Global Architecture(TNGA)」に基づいて一新した排気量2.0Lクラスのパワートレーン。その一つが、全長を抑え軽量化を図った6速の手動変速機(MT)である()。MTは欧州をはじめとするグローバル市場ではニーズが高いことから、今回の6速MTを新開発した。

図 TNGAパワートレーンとして新開発した6速MT
図 TNGAパワートレーンとして新開発した6速MT
複軸化やケース形状の見直しを図っている。従来品に対して全長を24mm短縮し、質量を7kg減らした。
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 「横置きエンジンと一緒にサイドフレーム(車両の左右を前後方向に渡される骨格部材)の間に収められるようにしたかった」(同社の説明員)。これが、新開発の6速MTで全長を抑えた最大の理由だ。排気量2.0Lクラスのパワートレーンは、基本的にはFF(前部エンジン・前輪駆動)車を対象とする。エンジンの横に並べるように配置して使うため、全長を短くした。同社によれば、全長は従来品に対して24mm短縮。質量は7kg減の40kgという。

 同社が6速MTの全長を短縮するために講じたのが、複軸化だ。従来は、前進の6速分のギアと後退のギアを、同一の軸に配置していたが、後退のギアは専用軸に移した。さらにシンクロ機構も後退専用に追加した。