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 プロ野球球団の埼玉西武ライオンズは2018年3月のパ・リーグ(パシフィック・リーグ)開幕試合から、試合中に集めたデータをプレーに生かす取り組みを始める。第一弾としてピッチングデータから投手の球質を見極めて、打者が攻略するための対策づくりに役立てる。「バッティングに有効なデータを収集・分析して、チームの優勝に貢献したい」と西武ライオンズ球団本部の市川徹IT戦略室長は意気込む。

 パリーグの名門ライオンズは2017年に2位だったものの2008年以来、優勝から10年間遠ざかっている。立ちふさがるのは福岡ソフトバンクホークスだ。2017年を含め、2009年以降5回優勝している。年俸総額もライオンズの2倍以上。データ分析により、「今シーズンこそホークスを倒す」と市川室長は意欲を見せる。

西武ライオンズは3月から投手のピッチングをデータ分析する。写真は2017年の開幕投手である菊池雄星投手
西武ライオンズは3月から投手のピッチングをデータ分析する。写真は2017年の開幕投手である菊池雄星投手
画像提供:西武ライオンズ
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 データ分析を主導するIT戦略室はライオンズが2017年10月に新設した組織だ。チームの優勝に貢献する戦略立案に加えて、選手の健康管理などを含む幅広い業務をITを使って支援する。最新のITを生かし、様々なデータを計測・分析してチーム力の強化に生かす「スポーツテック」を推進する組織と言える。