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 台車の製造過程で、本来削ってはいけない側バリ底面を削り込み、設計上の寸法より薄くしてしまった。これが側バリの鋼材の疲労破壊を進展させ、亀裂に至った可能性がある——。

西日本旅客鉄道(JR西日本)の新幹線のぞみの台車に亀裂が入った問題(*1)で、JR西日本と台車を製造した川崎重工業は2018年2月28日、亀裂の原因についてこのような調査結果を公表した(図1、2)

図1 2018年2月28日、大阪市内で開かれたJR西日本の会見の様子。右が同社社長の来島達夫氏。
図1 2018年2月28日、大阪市内で開かれたJR西日本の会見の様子。右が同社社長の来島達夫氏。
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図2 2018年2月28日、神戸市内で開かれた川崎重工業の会見の様子。中央が同社社長の金花芳則氏。
図2 2018年2月28日、神戸市内で開かれた川崎重工業の会見の様子。中央が同社社長の金花芳則氏。
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*1 2017年12月11日、運行中だった新幹線「のぞみ34号」(N700系、16両編成)の側バリに、下から上に向かって長さ140mmもの亀裂が見つかった。上面は残っていたものの、あと30mmで破断に至るところだった。

 側バリは台車を支える重要な構造部材だ(図3)。JR西日本と川崎重工業によると、亀裂が入った側バリは川崎重工業が2007年に製造したもの。板厚8mmの中空箱形構造で、断面の大きさは高さ170mm、幅160mm。板厚8mmの鋼材を折り曲げてコの字形に整形し、コの字形の鋼材同士を抱き合わせて溶接してロの字形にして造っていた。

図3 N700系の台車。矢印で示したピンク色の部分が側バリ。車体を支える重要な部材で、1台車に2本ある。(出所:川崎重工業)
図3 N700系の台車。矢印で示したピンク色の部分が側バリ。車体を支える重要な部材で、1台車に2本ある。(出所:川崎重工業)
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