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ステアバイワイヤーは前倒し

 自動運転向けのEPSでは、ステアバイワイヤー(SBW)への対応も重要になる。運転者が誤ってステアリングを操作しても、自動運転システムが正しく制御するためには、物理的につながっていないSBWが欠かせない。ステアリングホイールを格納し、車室空間を広げる上でもSBWは重要である。

ステアバイワイヤ―(SBW)システム
ステアバイワイヤ―(SBW)システム
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 「最近はSBWの導入を前倒しする動きが目立つ」(同氏)という。これまで同社は2020~2021年にリンク付きのSBWを、2025年にリンクレスのSBWを製品化するとしていた。これに対し、「リンク付きのSBWは予定通りだが、リンクレスのSBWは2023年に製品化しないと間に合わない」(同氏)とする。背景には、最近の自動運転技術の急速な進展があるという。

 同社はすでに量産化しているEPS技術を活用することで、SBWのコストを抑えたい考えだ。具体的には、ステアリングホイールに反力を生じさせるアクチュエーターには同社のコラム型のEPS技術を、タイヤ側のアクチュエーターにはデュアルピニオン(DP)型やラックパラレル(RP)型のEPS技術をそれぞれ活用する。これによって、立ち上がり初期の数量が少ない条件でもSBWのコストを抑えられるという。