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 国土地理院が運営するWeb地図サービス「地理院地図」が3月8日、年度末恒例の新機能追加を行った。今年は土地の高低差や標高を把握しやすくする機能などを強化して使い勝手を高めた。具体的には地図上で指定した経路について地形断面図を作成する機能、標高図の色分けを利用者が自由に決める機能を追加した。

地理院地図の今年度のアップデートでは経路の地形断面図を簡単に作成できるようにした
地理院地図の今年度のアップデートでは経路の地形断面図を簡単に作成できるようにした
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 このほか、2つの地図を2画面で比較しながら見る機能やXYZ形式の外部地図データを重ね合わせ表示できるなど、一般の地図ソフトに近い機能も追加した。新機能は既に利用可能になっている。

外部Webサイト:地理院地図

標高の情報をより一般に使いやすく

 地理院地図は国土地理院が整備する地形図、空中写真、地形分類、災害情報など、1800以上の地図データを無償で公開しているWebサービス。2003年(平成15年)の公開開始以来、国土地理院の地図データの一般利用を促進する目的で運営されている。毎年、年度末の3月に大型の機能追加をするのが恒例になっており、2017年は3月14日に、地下や空中の3D表示が可能になった。

 今年度のアップデートでは「地理院地図が持つ標高の情報をより一般に使いやすくする改良を目指した」(国土地理院 地理空間情報部 情報普及課 出口智恵課長)。

 まず、地図上で指定した経路について、地形断面図を作成して表示する機能を追加した。この機能を使うと例えば、避難経路の高低差をあらかじめ把握して、避難しやすいルートを選んだり、ランニングやサイクリングのルートでどのような高低差があるか調べたりできる。マラソン競技などに出場したり、観戦したりする際に、コースにどのような高低差があるか事前に調べて競技をより楽しむといった使い方できそうだ。

標高差の色分けを利用者が自由に選べるようにした
標高差の色分けを利用者が自由に選べるようにした
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