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 ヤマハ発動機は2018年3月23日、競技用の電動バイク「TY-E」を発表した(図1)。高低差や傾斜のある山道をバイクに乗ったまま走り抜ける競技「トライアル」用の車両である。小型軽量な電動パワートレーンを専用開発し、初めて搭載した。

図1 競技用の電動バイク「TY-E」
図1 競技用の電動バイク「TY-E」
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 TY-Eの車両寸法は全長2003×全幅830×全高1130mmで、ホイールベースは1310mm。最低地上高は350mm。車両質量は70kg以下に抑えた。電動パワートレーンとして、モーターとリチウムイオン電池を組み合わせた(図2、3)。モーターの出力や電池の容量は「未公表」(ヤマハ発動機)。フレーム形式は炭素繊維強化樹脂(CFRP)製のモノコックで、モノコックボディー内にリチウムイオン電池を内蔵している。

図2 CFRP製のモノコックボディー内にリチウムイオン電池を内蔵。その下にモーターを配置した
図2 CFRP製のモノコックボディー内にリチウムイオン電池を内蔵。その下にモーターを配置した
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図3 モーター。出力やとトルクなどは未公表(出所:ヤマハ発動機)
図3 モーター。出力やとトルクなどは未公表(出所:ヤマハ発動機)
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 ヤマハ発動機は、同日に開幕した「東京モーターサイクルショー2018」で車両を初公開した。ヤマハ発動機販売社長の石井謙司氏は、「電動車両の課題とされる電動コンポーネントの高出力や小型軽量化と、意のままに操れる運転のしやすさの実現に取り組んだ。ガソリンエンジン車にも引けをとらない性能にできた」という。

 ヤマハ発動機はTY-Eで、2018年7月にフランスとベルギーで開催される「2018FIMトライアル世界選手権TRIAL Eクラス」に初参戦する(図4)。同レースは2017年に初開催され、今回が2回目。TY-Eの仕上がりを世界の舞台で試す。

図4 高低差や傾斜のある山道をバイクに乗って走る競技「トライアル」で使用する(出所:ヤマハ発動機)
図4 高低差や傾斜のある山道をバイクに乗って走る競技「トライアル」で使用する(出所:ヤマハ発動機)
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