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小型機がカギ

 新会社はビジネスジェットを保有せず、あくまでチャーター便の手配だけを行う。距離や人数、予算などに応じて、大型機や中型機、小型機から適した機材を提供する考え(図3)。1万kmほどの長距離移動は大型機、6000kmほどの移動には中型機、約2000km以内の移動には小型機、といった具合だ。

図3 距離や人数、予算などに応じて、大型機や中型機、小型機から適した機材を提供
図3 距離や人数、予算などに応じて、大型機や中型機、小型機から適した機材を提供
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 このうち、事業拡大の「尖兵」として期待するのが、小型機によるサービスである。欧米では一般的なビジネスジェットも、日本では「ぜいたく品」「一部の富裕層のためのもの」といった認識が強く、利用は限られていた。そこで、比較的コストが安い小型機のチャーターから利用してもらい、ユーザーにその価値を浸透させることで、利用拡大を狙う。