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 マツダの車両開発において、設計や開発の現場は本社であるが、衝突安全性については三次試験場が開発の主体になっている。衝突試験には、実車を実際に衝突させて調べる実車試験と、室内など再現して衝撃を加えられるようにした台上試験やキャビンだけを使ったユニット試験などがある。

マツダの三次試験場内にある衝突実験塔の配置図
マツダの三次試験場内にある衝突実験塔の配置図
衝突試験のだけでなく、衝突性能開発部として先行開発やCAE解析なども行なう。現在、2号棟の上部分に新棟を建設中だ。
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 しかし今や開発の主体はCAE(Computer Aided Engineering)なのだとか。実際の衝突試験との照合を行なうことでCAEの精度も年々高まっており、ユニット試験からフルカーまでCAEで忠実に再現できるそうだ。

CAEによるオフセット衝突の解析画像
CAEによるオフセット衝突の解析画像
クラッシャブルゾーンの2本のロードパスがキレイに潰れている。実車でもほぼ同じように潰れていた。
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 実際にCAEの解析動画と衝突試験のスロー動画を見比べさせてもらったが、エアバッグの展開や乗員の動き方はほぼ同じ。ここまでコンピュータ上で再現できるのか、と少々驚いた。実際の映像をCG化したかと思うほどだ。