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 「人工知能(AI)を組み込んだスマートスピーカーは今後、スマホに代わる可能性がある」。アクセンチュアは2018年4月3日に発表した「2018年デジタル消費者調査」の結果を基に、こんな予測を導き出した。

 この調査では、スマートスピーカーをはじめとする身近なデジタル製品や技術に対する消費者の動向を探った。2011年から世界規模で毎年実施しており、今回で8度目。日本を含む世界19カ国の約2万1000人を対象に、2017年10月から11月にかけて実施した。

 スマートスピーカーの保有率を見ると、アメリカや中国、インドなどで10%を超えた。新しいデジタル関連製品は保有率が10%を超えると急速に普及するとされる。これらの国で「スマートスピーカーは今後、急速に普及しそうだ」と、アクセンチュア戦略コンサルティング本部通信・メディア・ハイテク日本統括の中村健太郎マネジング・ディレクターはみる。

アクセンチュア戦略コンサルティング本部通信・メディア・ハイテク日本統括の中村健太郎マネジング・ディレクター
アクセンチュア戦略コンサルティング本部通信・メディア・ハイテク日本統括の中村健太郎マネジング・ディレクター
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 スマートスピーカーの保有者にスマートフォン(スマホ)の利用頻度を尋ねたところ、「保有前に比べてスマホの利用率が下がった」と回答した割合は3分の2にのぼった。

スマートスピーカーの利用者に対する調査結果
スマートスピーカーの利用者に対する調査結果
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 中村マネジング・ディレクターは「ネットで検索する場合、キーワードで複雑な条件を入力するよりも、スマートスピーカーに検索条件を話しかけるほうが簡単だ。そうした便利さにスマートスピーカーの利用者は気づいている」と指摘する。「利用シーンによっては、スマートスピーカーがスマホに代わる可能性がある」と続ける。

 調査ではこのほか、オンデマンド動画サービス、自動運転技術、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)といった技術について、消費者がどのようにとらえているのかを探った。

動画コンテンツの限度は8分程度

 オンデマンド動画サービスについては、動画コンテンツの閲覧率などを調査。その結果、「動画コンテンツの長さは3分から8分程度が妥当で、それより長くなると閲覧率が低くなることが分かった」(中村マネジング・ディレクター)。