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 ホンダは2018年4月4日、ブラジルでの4輪車の生産体制を再編すると発表した。ブラジル市場の低迷により生産開始を止めていた新工場を、2019年初旬に稼働する。当初は2015年の稼働を想定していたが、約4年の延期となった。既存工場から新工場へ車両の生産を移管するなどして効率を高め、南米市場における成長の原動力とする。

ホンダ
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 稼働を開始するのは、現地の生産販売子会社であるホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ(Honda Automoveis Do Brasil)が手掛けるサンパウロ州イチラピナ市の工場だ。ホンダにとってブラジルでの二つ目の4輪車生産拠点となり、建屋の建設費用を含めて約10億レアル(1レアル=32円換算で約320億円)を投じた。敷地面積は580万m2と、稼働中の同社スマレ工場の約3.4倍に相当する。生産能力は両工場共に年間12万台としている。

 ホンダがブラジルで生産する車両は、小型車「フィット」や「シティ」、SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)の「WR-V」や「HR-V」、そして「シビック」である。これら車両の生産は新工場に移し、既存工場ではエンジンなどパワートレーンの生産に専念する。生産ラインや設備の稼働効率を高める狙いがある。